学校法人神奈川大学
SDGs PBLプログラムによるSDGs人材育成
“SDGsデータベースを活用したSDGs PBLプログラムを展開する“
事業内容は?
外国人留学生・日本人学生が混在する神奈川大学の国際学生寮「栗田谷アカデメイア」の寮生を対象として「SDGs PBLプログラム」を実施。
プログラム内において、SDGsに関するゲームやゲストによる講演などを通じてSDGsに関する理解を深めるともに、各グループにおいて寮生自ら課題を設定し、その課題の解決にむけたグループワークを行う。
プログラムにおけるファシリテーターとして、神奈川大学の教員及び栗田谷アカデメイアの管理を委託している株式会社学生情報センターの講師が参画することで、寮生がより学術的な視点からSDGsを捉え、課題設定・課題解決に取り組めるよう促す。
プログラムの総括として実施する成果発表は外部へ公開し、近隣住民、地方自治体関係者、市内事業者、大学教員、学生などに幅広く参加を呼びかけ、プログラムの成果を発信する。
オンライン上で実施することで、グループワークにおける課題設定、課題解決などの学習として使用する参考文献の収集を可能とするためPRME(責任ある経営教育原則)を含む国連機関と協力して作成されたSustainable Development Goals Online(以下、SDGOデータベースと表記)を導入し、新しい生活様式における本学の教育活動の充実に つなげる。
またSDGOデータベースは図書館の一般公開登録会員を対象に参考調査ツールの一つとして利用し、館内に設置予定のSDGsコーナーに配架する資料とともに一般市民にも還元する。
経済SDGs PBLプログラムの成果発表を通じて市内事業者と交流を行うことで、SDGsを活用したビジネスの創出や、寮生の市内事業者への就職のきっかけ作りの機会とし、地域の経済活性化につなげる。
環境:SDGs PBLプログラム内において、不用品の再利用など環境問題について調査・検討を行うことで、寮生への環境問題に対する意識向上を図り、成果発表会を通じて市民の環境意識向上を促す。
社会:SDGs PBLプログラム実施を通じて、寮生が多文化共生への理解を深めるきっかけとするとともに、プログラムの成果発表を通じて、市民の国際理解を深めることにより、国際都市・横浜の実現に寄与する。また図書館で所蔵する関連書籍とともに図書館一般公開登録会員向けサービスの参考調査を通じて、SDGOデータベース上の文献を参照できるようにすることで、市民がSDGsに関する情報を得やすい環境を構築する 。
事業の申請理由は?
横浜市の教育機関として、本学の学生、更には地域住民をはじめとする一般市民にとって、SDGsをより身近なものとし、浸透させていきたいという思いから申請した。
事業実施に向け課題は?
本補助事業を活用して購入するSustainable Development Goals Online (SDGO)データベースを、SDGs PBLプログラムの中でいかに活用していくか、また、プログラムの成果をどのように外部へ発信していくかという点が課題である。
事業が目指すS D Gsのゴールは?