Y-SDGs認証事業者“大豊建設”施工・巨大な貯留管下水道工事を見学!
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都市化や近年の異常気象などによる頻発するゲリラ豪雨等で浸水被害が発生している東京・江東区。
地下33mにある巨大トンネルは、全長4.3km(横浜駅から元町までの距離と同程度)豪雨による、行き場を失った大量の雨水を受け止めることで都市型水害から人々の暮らしを守る役割を担っています。
貯留トンネルに雨水を流し込むことで現れる幻の川、それがUNDER RIVERです。
この東京都下水道局発注の工事を担っているのが、Y―SDGs認証事業者でもある大豊建設。
参加した部員たちは、初めて乗る地下工事用のエレベーターに乗り込み、いざ地下約33mの世界へ!
通常立ち入ることのできない地下空間で巨大なトンネルの内部を見学しました。
トンネルのわずか約5m頭上では、東西線が走るという微細な工事技術の高さに部員たちからは感嘆の声が上がりました!
この工事により、1時間あたり50mmの豪雨が発生した場合、雨水の流入量がこれまでの5割から8割に増大するということです。
また、本工事に必要な電力は2022年4月より100%グリーン電力に切り替えて工事が実施されており、CO2削減量は東京ドーム5個分のスギ人工林が1年に吸収する二酸化炭素の量に相当するとのこと!
部員からは「シールドマシンは1分間にどの程度トンネルを掘削するのか」「グリーン電力への切り替え時に経営陣にどう納得させたのか」など鋭い質問が相次ぎました。
部員からの感想をご紹介!
高1女子生徒「江東幹線トンネルと並行して運航している東京メトロ東西線との最短距離が約5mしかなく、施工する幹線の方向や傾斜を精密に測り工事をする必要があるのだと知りました。また、工事始点のカーブを作る際に様々な工夫をされていることを学びました。例えば、カーブをつくる際の地下トンネルの外壁(セグメント)は左右の幅を変えたり、左右で異なる圧力をかけるなど、実際に地下トンネルに行って、五感を通して工事の面白さを体験できました。また、とても大きな地下トンネルを施工するにあたり、工事中の二酸化炭素の排出量を削減や工事現場内での男女平等も促進するなど、地球環境や職場環境にも配慮した取組を進めており、これからも、もっと活躍してほしい会社だなと思いました。」
これまでの工事にかかった総工費は約200億円で、来年2月に完成予定とのことです。(一部事業区間除く)
大豊建設様、この度は貴重な経験をありがとうございました!